たった7人の社員と小さな成形機が3台、それが、サカセ化学工業株式会社のスタートでした。
40余年経った今、大型射出成形機4台、中型射出成形機19台、小型射出成形機6台、シリコーンゴム成形機10台、
従業員160名にまで成長しました。
サカセのエースとして登場したのが「カセッター」でした。ユニットで簡単に連結できる優れものとしてこんなに活用されるとは・・・・。当然、材料の選択、最新の金型技術、品質管理には細心の注意を払いました。カセッターは、サカセの大黒柱として成長していったのです。
オイルショックで世の中は不景気のまっただ中。家庭用と事務用の商品は在庫の山。そんな中、知恵を振り絞って考えたのが病院市場への挑戦でした。今では全国の相当数の病院で使っていただけるようになりました。
「熱を加えて固める」、最初は皆、首をひねりました。
「樹脂は熱で溶かして、冷やし固める」、それが一般的だったからです。熱硬化性樹脂“シリコーンゴム”への挑戦の始まりです。現在では、液状シリコーンゴムを素材とする様々な商品がクリーンな環境で作られています。
「ISO3394のモジュールはSPDの核になる。」サカセは、デンマークのバイラム社と業務提携し、木製キャビネットの販売を始めました。ハードがソフトの価値を高め、ソフトがハードの価値を高める時代に対応、新たな飛躍の始まりでした。
「樹脂成形メーカーにメカトロニクスの知識が必要だろうか?」新たな模索の始まりです。将来、必ず、複合型商品の時代になるとの思いからの挑戦でした。プリンター用トラクターからインテリジェントカート、そして、現在のセーフティーボックスへと発展、IT応用商品の誕生です。
常に新しい樹脂と格闘することで、サカセは成長してきたのだと思います。制電性樹脂、耐熱性樹脂・・・スーパーエンプラの世界へ。日々新しい樹脂が生まれています。そのたびに高いハードルをクリアしていったのです。
「スーパーエンジニアリングプラスチック」「メカトロニクス」「IT」「ISO」「SPD」。サカセには、常に挑戦すべき「キーワード」があります。未来とは、「新しいキーワード」探しの旅なのかもしれません。全社員が、それを探し求めている・・・今も変わ
らぬサカセの姿勢です。

